保育士のいじめ問題
保育士というのは女性が中心の職場です。
最近でこそ男性保育士も増えていますが比率としてはまだまだ女性の方が圧倒的に多く、ほとんどの保育園では女性のみで運営をしています。
女性のみでの運営やほとんどの職員が女性で運営するとなると出てくるのが人間関係のトラブルです。
職場内で派閥ができたりトラブルが起きたり、嫌がらせが起きたりすることもあります。
こういった職場での人間関係のトラブルやいじめというのはやはり保育士の現場でも実際にあることです。
テレビやネットの世界だけではないのです。
実際にいじめが進行している、いじめられているという保育士もいます。
保育士のいじめの実情
保育士のいじめというのはほとんどが上司や先輩からのものです。
中には正規雇用か食卓化ということで上下をつけていじめを行うという例もあります。
具体的には同じクラスの担任で先輩の保育士から嫌がらせを受けたり、主任の保育士から嫌がらせを受けたりするものが多いです。
いじめとすぐに感じられるものもあれば、指導といじめの間のような陰湿なものもあります。
具体的には指導内容が厳しい、必要以上に叱られる、細かいことまで嫌味を言われるなどといったことが多いです。
それ以外にも自分にばかり仕事が押し付けられたり残業を課せられたり、何度も課題や政策をやり直しさせられた理といったこともあります。
特に多いのが皆にわかるようにはやらず当事者たちだけでしかわからないように行われるいじめです。
指導の内容で怒鳴られたり意地悪な言い方をされたり、ほかの人にはわからないように行われるいじめが多いですし、いじめと指導の線引きが難しいこともあります。
こういったいじめを受けるとほかの保育士にも相談がしにくいです。
「あなたのためを思って言ってくれているんじゃないの?」とか「先輩からの指導が厳しいと文句を言うなんて」とかといわれる不安がありますし職場の人間関係がさらに悪化して自分がさらにいじめられる不安もあります。
そういった不安があると心身のバランスが崩れ体調を崩してしまう人も多いです。
園長とのトラブル
いじめの中には園長とのトラブルも多いです。
園長がワンマンで人の意見を聞かないこともありますし、あれこれと理不尽な命令をしてくるということもあります。
これは特に民間の保育園で多い事例です。
民間の保育園は園長がコスト管理もしているため、残業をつけてもらえない、仕事の休みがもらえないということがトラブルになることが多数存在します。
こういった園長の元で働いていると保育士はどんどんとモチベーションが下がりますしチームワークも乱れてしまうものです。
子どもは可愛いけれども先生たちの雰囲気は最悪だからやめたい、と考える人も多数存在します。
民間の保育園では人手不足で悩んでいるところも多いです。
そういったところでは思うように休みが取れなかったり退職ができなかったりしてトラブルになることも多数存在します。
特に問題となっているのが妊娠・出産による産休や育休の取得です。
妊娠することは喜ばしいことですが、園長にその旨を報告して相談なしに妊娠したと責められることもあります。
産前産休の休みや引き継ぎについての相談を受けてくれないといった事例もあり、妊娠中の保育士がいじめを受けたという話は意外と多いです。
保育園という1つのテリトリーの中で人間関係の悩みは生まれやすいもの。
できる限り良好な関係を築いていきたいですよね。
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