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子ども

子供の気持ちを考えた叱り方ができたらいいね

叱ることは難しいこと

子供を叱ることが苦手、あまり好きではない、と思っている保育士がほとんどです。
叱るということが楽しい、好きという保育士は決していません。
ただ、子供の成長のためには間違えていることはきちんと指導する必要があり、叱ることは避けられません。

大切なことは叱ることで子供たちに理解をしてもらうこと、同じことを繰り返さないようにすることです。
ただ自分の思ったことを伝える。一方的に叱る、というのではなく子供の気持ちを考えつつ言葉の口調や内容についても伝わりやすいようよく考える必要があります。

叱る前に状況を判断する

子供が何か悪いことをしたという際、とっさに叱ることが必要なこともあります。
例えば勝手にプールに入ったり、保育園の外に出ようとしたりといった命の危険にかかわるようなことはすぐに大きな声で注意をしなければならないです。
しかし、そういったことが起きた原因を考えること、なぜそのような行動を子供が起こしたのかということはきちんと考える必要があります。

例えば、テーブルの上に立っている子がいたとして叱る場合、その子を叱ることが政界ではない場合があります。
他の子が登っていたのを真似していた場合にはその子以外に先に登った子の注意が必要です。
このように目の前の事象だけでなくその行動の背景を確認し叱っていくことも大切になってきます。

叱ると怒るの違いを確認する

叱ると怒るは違うものです。
保育士として子供たちには怒るのではなく叱る必要があります。
怒るというのは自分の感情が込められたものになりますが、叱るというのは冷静に間違えていたこと、悪かったことを伝えることです。

子供たちに対して怒っていると強く言われたことばかりが印象に残ってしまいます。
そのため悪いことをした、という認識よりも怖かった、という事実が残ってしまい何が悪かったのかが子供たちにはきちんと伝わりません。

そこで何がいけなかったのか、どうすることが正しかったのかを伝えるために冷静に行けないことを伝えるようにします。
小さいうちは子供たちに伝えても伝わらないと思っている大人も多いです。
しかし、冷静になりきちんと子供たちと目を合わせて伝えれば子供たちにもきちんと伝わります。

叱らなくていい環境を作る

子供たちが叱られるようなことをするのには原因があります。
その原因を取り除くのも保育士の仕事の一つです。

特に環境構成は叱る原因を作るものになります。
子供たちが部屋を走り回るのは走り回りたくなるような環境構成をしている可能性がありますし、高いところに勝手に上るのは登りやすい構造になっている可能性が高いです。

このように子供たちが叱られる原因を作っているのが保育士である可能性があります。
子供たちを叱らなければならない状況ができた際には自分たちの環境構成が正しいのか今一度考えてみるようにしましょう。