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子ども

泣きやまない時は明るく褒めてあげよう

子供が泣き止まないとき

保育園で子供を預かるにあたり、子供が泣き止まないということはいろいろな状況で起こります。
母子の分離がうまくいかず、登園と同時に泣いてしまうことも少なくないですし、園児同士のトラブルや叱られた時などタイミングは様々です。

子供が泣いてしまった際、あまりにも泣き止まないと保育士としてはどうすればいいのか、どのような声掛けや対応をすればいいのかということは誰もが一度は悩んだことがあります。
子供たちの涙が止まらないのにも理由がありますし、止めるために適切な声掛けや対応はあり、そういったことを学ぶことが必要です。

無理に泣き止ませる必要はない

子供が泣き止まないとなぜ泣き止まないの、という気持ちが出てくることもあります。
ただ、泣き止みなさいと叱って涙が止まるものではありません。
大切なのは涙を止めるために子供たちにどのような声掛けができるかということです。

子供たちへの声掛けや対応、伝え方によって涙は止めることができます。
子供によっても伝わりやすい言葉がありますから適切な言葉を身につけていくようにしましょう。

ほめることの大切さ

涙が出てくる場面ではネガティブなことに目が行きがちです。
叱られるようなことをしたこと、涙が止まらないことなどを責めては涙は止まらないし逆効果になります。

そこで、涙が出るような場面だからこそほめることを心掛けると効果的です。
「お母さんと上手にバイバイできたね」「ちゃんとごめんなさいが言えたね」などポジティブな部分に目を向けると子供も視点が切り替わり涙が止まりやすくなります。

ほめる言葉に注意をする

子供は褒められて伸びます。
そのため日々積極的にほめることを心掛けている保育士も多いです。
ただ、ほめ方、言葉かけの内容はきちんと考える必要があります。

常に何でもほめていると子供たちには褒められることが響かなくなってしまう可能性があるのです。
特に「すごいね」という言葉は言いがちで気軽に出てしまいがちでもあります。
あまりにも頻繁にほめてしまっていると褒められてもあまりうれしくなれない言葉になったり、ほめられるすごさが理解できなかったりすることもあるので気をつけましょう。

もちろんほめることは大切です。
努力をしたり成功したりした時にはほめることで子供たちは成功をします。

ほめることにばかり目を向けるのではなく共感をするようにすることで子供たちのほめられた時の嬉しさは大きくなります。
子供は認められたと感じた時に大きく悦びを感じるので子供の心に響く共感できる声掛けを心掛けましょう。

保育士の言葉は魔法の言葉です。
適切な心掛けをすると飛躍的な成長をもたらします。
常に子供たちを観察し目先の事実にだけ目を向けるのではなく、成長に応じて適切な言葉をかけることを心掛けましょう。