絵本の読み聞かせは大切な時間
読み聞かせをすることは保育士にとって大切な仕事の一つです。
情緒を育てるものですし、読書や本が好きな子供に育つきっかけにもなります。
毎日の保育園生活の中で絵本の時間を楽しみにしている子も多いです。
子供たちが読み聞かせを好きになるきっかけは保育士の読み聞かせが上手で聞きやすいことがきっかけになります。
そこで、読み聞かせるにあたっては子供の月齢に応じて絵本の選び方や伝える内容についても考えることが大切です。
0歳児への読み聞かせ
赤ちゃんは生まれた時には視力が弱くその後どんどんと成長とともに良くなっていきます。
ただ、1歳を過ぎてもほとんど見えていないです。
そこで0歳児の子たちには絵が大きくはっきりしたものを見せた方が興味を引くことができます。
それに対しして聴力はとても発達しています。
そのため読み聞かせをするとしっかりと聞くことができるので、繰り返しの言葉や祇園が多いものはリズムがあり喜ぶ本です。
1歳以降の読み聞かせ
1歳を過ぎていくと少しずつ絵の情報も入るようになりますし音声の情報も記憶ができるようになっていきます。
そのため読み聞かせの際には少しずつ長くストーリーのあるものを読むことが可能です。
もちろん初めのうちはストーリーとしてもかなり単純ですし文章も長くないものから始めます。
読みながら声に抑揚をつけたり絵を指さしたりして少しずつ内容を理解させていくと絵本の内容が子供たちにも伝わりやすいです。
少しずつ理解ができるようになってきたら絵本の内容を振り返るのも効果があります。
アニマシオンといわれるもので順を追いながら登場人物や信条の変化を振り返るというものです。
こういったものを行うことで子供たちは絵本から話の内容を理解していくことができますし読書の楽しさを知ることができます。
絵本の読み聞かせで成長を促す
絵本の読み聞かせはただ読んで話を聞かせるだけではありません。
読み聞かせの中で一緒に時間を共有すること、同じ話を共有することに意味があります。
物語の中に出てくる感情を共有することもとても大切です。
絵本を読むことによって子供たちとのコミュニケーションを図ることができます。
子供たち自身も保育士に対して絵本を読んで欲しいと頼むことも出てきて一方からでなく双方向からのコミュニケーションがとれる関係性ができていくのです。
絵本の読み聞かせは子供の脳の大脳辺縁系を活発にするといわれています。
大脳辺縁系が活発になることは子供の感情を豊かにしたりやる気を生み出したりしますし、言葉による想像力を育てるのに効果的です。
もちろん、本を読むことで言葉も学びます。
ボキャブラリーも増えますし、感受性豊かな子供に育つことにも大きく影響を及ぼします。