ごっこ遊びの大切さ
保育園での遊びの中で大切なものの一つにごっこ遊びがあります。
ごっこ遊びは子供たちがたくさんのことを学べるものです。
ごっこ遊びを通して子供たちは客観性や人の気持ちを学びますし、保育園にあるものを使っていろいろなものを見立てて遊ぶ創造性も身につけています。
また、役になりきることでコミュニケーション能力を身につけることもごっこ遊びの効果です。
語彙力を身につけたり社会のルールを学んだり協調性を身につけたりする効果もあります。
このように、たくさんのものを学ぶことのできる大切な遊びなのでごっこ遊びは子供たちにたくさん学びを提供してくれるものです。
そのため毎日取り組みたいですしバリエーションを増やしたいものでもあります。
子供たちもごっこ遊びは大好きで毎日いろいろなことを楽しんでいます。
そこで、保育士として子供たちのごっこ遊びをより充実したものにする、楽しいと感じられるものにするための工夫が必要です。
ごっこ遊びで保育士のかかわる方法
ごっこ遊びを楽しいものにすること、充実したものにすることは保育士のかかわりが重要です。
子供たちだけでは無理が生じる場面もありますから、少し手を貸す必要があります。
ごっこ遊びをするにあたり保育士の仕事の一つが環境整備です。
子供たちは遊んでいるうちに周囲が見えずぶつかったり転んだりする可能性もあります。
十分なスペースを確保するためにも余計なものを片付けるようにしたり、環境の構成としてスペースを区切るようにしたりという工夫が必要です。
また、ごっこ遊びを盛り上げるための小道具を用意することも効果があります。
家やお店といった雰囲気が出ると子供たちもよりごっこ遊びが楽しめますし想像力を身につけることができるので、工夫をしてみましょう。
子供たちに対して大人があれこれと口出ししてイメージを固定させることはごっこ遊びが盛り上がらないですし、子供たちも楽しくないです。
保育士は子供の想像力を大切にし、それを共有するようにしていきます。
そこで、子供たちが何のおもちゃをどんなものに見立てて遊んでいるかを声をかけて確認してみたり、どんな役割をしているのかを確認したりして、うまくできていることはどんどんとほめていきましょう。
子供を見守る
ごっこ遊びは楽しいことばかりではなく子供たちの意見が合わずにケンカになることもあります。
また、作りたいものがうまく作れなくて子供たちが起こったり泣いたりすることも少なくないです。
そういったとき、すぐに手を差し伸べるのではなく見守ることも大切になってきます。
子供たちはごっこ遊びの中でけいけんしたことでたくさんのことを学ぶものであり、事前に大人が声をかけるのは逆効果なことも多いです。
もちろん、けんかがヒートアップしてきたら止めることも必要ですが、まずは子供たちで解決できないか様子を見守るようにしましょう。
中には途中で展開が行き詰まることもあります。
子供たちだけでごっこ遊びをしているといろいろな方向に話が展開をするので中にはうまく話が進まなかったりストーリーが作れなくなったりすることもあるのです。
そういった時にはどうすれば展開を進められるか、子供たちの世界観を守りつつアドバイスをするようにしましょう。